Z900RSが欲しくて販売店を調べたものの、「予約できない」「抽選と言われた」「いつ入荷するかわからない」と聞き、Z900RSは買えないのではないかと不安になっている人もいるでしょう。
結論からいうと、2026年現在のZ900RSは全国どこでも買えない状態ではありません。実際に新車・中古車とも流通しています。ただし、非常に人気が高いうえ、新車の販売店が限られ、SEなど一部モデルでは抽選や順番待ちになる店舗もあります。
この記事では、Z900RSが買えないと言われる理由、2026年現在の販売状況、新車を手に入れるための動き方、中古車という選択肢まで整理します。「結局どうすれば買えるのか」を判断できるよう、現実的な方法を中心に解説します。
Z900RSが買えない?2026年現在は完全に購入できないわけではない

Z900RSは以前から入手困難というイメージがありますが、2026年8月現在、車両そのものが市場から消えているわけではありません。新車の掲載在庫も中古車の流通も確認できます。
正確には「Z900RSが買えない」というより、「希望する仕様を、希望する店舗で、希望する時期に買えないことがある」と考えるのが近い状況です。
新車のZ900RSは現在も販売されている
カワサキはZ900RSシリーズの販売を継続しており、2026年モデルではエンジンや電子制御などがアップデートされました。電子制御スロットル、クイックシフター、クルーズコントロールなどが採用され、単なるカラー変更ではなく商品力そのものが高められています。
さらに2026年8月時点では、カワサキ公式サイトに2027年モデルも掲載されています。つまり、「生産終了したから新車が買えない」という状況ではありません。
2027年モデルとして公式サイトに掲載されている主なZ900RSシリーズのメーカー希望小売価格は以下のとおりです。
| モデル | メーカー希望小売価格 |
|---|---|
| Z900RS | 1,507,000円 |
| Z900RS Black Ball Edition | 1,529,000円 |
| Z900RS CAFE | 1,540,000円 |
| Z900RS SE | 1,837,000円 |
価格はいずれも税込のメーカー希望小売価格で、登録費用や保険料、税金などの諸費用は別途必要です。モデルイヤーや販売時期によって内容が変わる可能性があるため、購入時にはカワサキ公式Z900RSページで最新情報を確認してください。
新車在庫そのものは市場に存在する
2026年8月時点のWebikeバイク選びでは、全国で100台を超えるZ900RSの新車掲載が確認できます。掲載状況は日々変わるものの、少なくとも「全国に一台も新車がない」という状態ではありません。
ただし、ネット上に掲載されていても、問い合わせ時点ですでに商談中だったり、特定地域の購入者を優先していたりする可能性があります。カワサキ公式FAQでも、展示車がそのまま販売可能な在庫とは限らないため、店舗へ確認するよう案内されています。
特にSEは抽選販売になる店舗がある
Z900RSシリーズのなかでも注意したいのがZ900RS SEです。SEはオーリンズ製リアショックやブレンボ製フロントブレーキなどを採用した上級仕様で、通常モデルより価格が高いにもかかわらず高い人気があります。
2026年モデルだけでなく2027年モデルについても、一部のカワサキプラザではZ900RS SEを抽選販売にしています。一方、通常のZ900RSやBlack Ball Editionなどは順番待ちや先着受付としている店舗もあり、販売方法は全国一律ではありません。
そのため、「知人は普通に買えたのに、自分の地域では抽選だった」ということも十分あり得ます。Z900RSの入手難易度を判断するときは、車種名だけではなくモデル・カラー・地域・販売店まで分けて考える必要があります。
Z900RSが買えないと言われる4つの理由

Z900RSが買いにくい背景には、単純な生産不足だけではなく、長期間続く人気や販売網の仕組みなど複数の要因があります。「人気車だから」という一言だけでは現在の状況を正確に説明できません。
圧倒的な人気が長期間続いている
最大の理由は、発売直後だけの一時的なブームではなく、Z900RSの人気が長期間続いていることです。カワサキモータースジャパンによれば、Z900RSは2018年から2024年まで、日本国内の小型二輪401cc以上クラスで7年連続販売台数1位を獲得しています。
これだけ長期間トップクラスの需要が続く大型バイクは珍しく、一定数を継続的に生産していても人気グレードや人気カラーでは注文が集中します。
Z1を意識したクラシカルな外観に水冷並列4気筒エンジンを組み合わせたスタイルは、昔からの大型バイクファンだけでなく、比較的新しいライダーからも支持されています。中古市場での需要が高いことも、新車人気が簡単には落ち着かない理由の一つと考えられます。
401cc以上のカワサキ新車はカワサキプラザで購入する
Z900RSには、一般的な大型バイクとは少し異なる購入上の制約があります。カワサキ公式FAQによれば、401cc以上のカワサキ新車はカワサキプラザで取り扱われています。
つまり、近所にカワサキ車を扱っているバイクショップがあったとしても、そこで新車のZ900RSを自由に注文できるとは限りません。購入窓口がカワサキプラザに集約されるため、人気モデルでは店舗ごとの割り当て台数に対して希望者が集中しやすくなります。
特にカワサキプラザが少ない地域では、近隣店舗へ購入希望者が集まり、「何度問い合わせても買えない」という状況になりやすいでしょう。
店舗ごとに入荷台数と販売方法が異なる
Z900RSの販売方法がわかりにくい理由として、すべての店舗が同じ条件で販売しているわけではないことも挙げられます。ある店舗では抽選、別の店舗では先着順、さらに別の店舗では順番待ちというケースがあります。
実際、2027年モデルでもZ900RS SEを抽選対象とする店舗がある一方、通常モデルなどを順番待ちで受け付ける店舗も確認できます。
店舗によっては購入者の居住地域に条件を設けたり、他店舗との重複申し込みを不可としたりする場合もあります。そのため、単純に全国すべてのカワサキプラザへ大量に申し込めば購入確率が上がるわけではありません。
SEや特定カラーへ人気が集中する
Z900RSで「買えない」という声が出やすいのは、すべての仕様が同じ人気だからではありません。特別装備を持つSEや、Zシリーズの歴史を感じさせる人気カラーなど、一部の仕様に需要が集中します。
ここで重要なのは、Z900RSそのものが欲しいのか、それとも「SEでなければ意味がない」「このカラーだけが欲しい」のかを自分の中で整理することです。
モデルや色に強いこだわりがあるほど待つ可能性は高くなります。一方、通常モデルや複数カラーを候補にできるなら、購入できる可能性は大きく広がります。
Z900RSを新車で買うために実践したい方法

Z900RSを新車で購入したい場合、ネットで「在庫なし」の表示を見て諦めるのは早いでしょう。人気車は入荷予定車がネット掲載前に商談へ進むこともあるため、自分から販売店へ購入意思を伝えておくことが重要です。
近隣のカワサキプラザへ直接問い合わせる
まず行いたいのが、現実的に購入・点検へ通える範囲のカワサキプラザへの問い合わせです。「Z900RSはありますか」だけではなく、希望条件を具体的に伝えると話が進みやすくなります。
確認したいのは、現在販売できる在庫、今後の入荷予定、予約や順番待ちの可否、抽選の予定、希望モデル以外なら購入可能かといった内容です。
特に「SE希望だが、通常モデルも検討できる」「カラーは2色候補がある」といった条件を伝えておけば、別の車両に空きが出たときに判断しやすくなります。
在庫の有無だけを聞くのではなく、「次回入荷予定」「キャンセル車が出た場合の案内」「予約受付の再開予定」まで確認することがポイントです。
1店舗だけを見て「買えない」と判断しない
Z900RSの入荷状況は店舗ごとに異なります。最寄りのカワサキプラザで予約できなくても、少し範囲を広げると受付可能な店舗が見つかる可能性があります。
ただし、遠方ならどこでも申し込めるわけではありません。店舗によって販売対象地域を限定している場合があるため、問い合わせ時に確認が必要です。
複数店へ相談する場合も、抽選要項などで「他店舗との重複申し込み不可」とされていないか確認してください。条件を無視して複数申し込みをすると、当選や契約が無効になる可能性があります。
オンライン商談も選択肢になる
近くにカワサキプラザがない場合には、カワサキが用意しているオンライン商談も選択肢です。公式FAQでは、401cc以上の新車についてオンライン商談を実施しており、商談時に在庫があれば購入できると案内されています。
成約した場合は、全国のカワサキプラザまたは対象となるサービス協力店で納車されます。店舗が遠いためZ900RSを諦めていた人にとっては確認する価値があります。
ただし、オンライン商談を使えばZ900RSが優先的に確保されるわけではありません。在庫状況によって購入できない場合もある点には注意してください。
モデル・カラー・年式の条件を広げる
「とにかくZ900RSに新車で乗りたい」という人なら、仕様へのこだわりを少し広げるのが効果的です。
たとえばSEだけを探している場合、通常モデルまで候補に入れるだけで選択肢は増えます。人気カラーのみを狙っている場合も、実車を見て別カラーを検討すると早く購入できる可能性があります。
モデルイヤー切り替え時期には、前年モデルと新年度モデルが並行して流通する場合もあります。装備差やカラーに納得できるなら、年式だけにこだわらず販売可能な車両から選ぶ方法も合理的です。
Z900RSが買えないなら中古車を選ぶのもあり

「新車でなければ絶対に嫌」という場合を除けば、中古Z900RSは非常に現実的な選択肢です。長年販売されている人気モデルなので、中古市場には初期型から比較的新しい年式まで多くの車両が流通しています。
中古車は新車より選択肢がかなり多い
2026年8月時点で、グーバイクではZ900RSが500台以上掲載され、Webikeバイク選びでも数百台規模の中古車が確認できます。掲載台数は日々変動しますが、中古車まで含めれば「Z900RS自体が見つからない」という状態ではありません。
グーバイクの掲載データではZ900RS全体の平均価格は約138万円となっており、年式や走行距離によっては現在の新車価格を下回る車両もあります。
一方、SE、特別仕様、低走行車、人気カラー、カスタム内容によっては高額になるため、「中古なら必ず安い」と考えないほうがよいでしょう。
新車より高い中古車があっても珍しくない
Z900RSを探していると、中古なのに新車のメーカー希望小売価格を超えている車両を見つけることがあります。特にSEや限定的なカラー、人気の高い過去モデルなどでは起こり得ます。
ここで注意したいのは、「高いから価値が上がり続ける」と考えて購入しないことです。中古価格は需要と供給によって変化し、新しいモデルの供給量や市場環境によって下がる可能性もあります。
Z900RSを投資商品として見るのではなく、自分が乗りたい車両に対してその価格を払う価値があるかで判断することが大切です。
中古Z900RSはカスタム内容まで確認する
Z900RSはカスタム人気も高いため、中古車ではマフラー、フェンダーレス、ハンドル、サスペンション、外装などが変更された車両も多く見られます。
好みのパーツが付いていればお得に感じますが、装着パーツの価格だけで車両価値を判断するのは危険です。純正部品が残っているか、車検対応部品か、整備履歴が確認できるかなども見ておきましょう。
特に転倒歴や立ちゴケの有無は、タンクやエンジンカバーだけでなく、ハンドル端、ステップ、マフラー、レバーなど複数箇所から確認します。可能であれば保証のある販売店で購入したほうが安心です。
Z900RSを買う前に知っておきたい価格以外の注意点

Z900RSがなかなか買えないと、在庫を見つけた瞬間に契約したくなるかもしれません。しかし、150万円前後から200万円近い予算になる大型バイクなので、「買えるかどうか」だけで決めると後悔する可能性があります。
車両価格だけで予算を決めない
メーカー希望小売価格には、登録などに伴う諸費用が含まれていません。実際に購入するときには、自賠責保険、登録関係費用などを含めた支払総額を確認する必要があります。
任意保険、盗難対策用品、バイクカバー、メンテナンス用品なども必要になるでしょう。購入直後からカスタムを予定している場合は、さらに数万円から数十万円の予算が必要になることもあります。
「月々のローンなら払える」だけでなく、購入後の保険、タイヤ、車検、消耗品まで含めて維持できるかを考えることが重要です。
大型バイクとしてのサイズと重量も確認する
Z900RSは948ccの並列4気筒エンジンを搭載した大型バイクです。走り出せば扱いやすいと感じる人でも、駐車場での取り回しや傾斜地では重量を意識する場面があります。
ネット上の評判だけで購入を決めるのではなく、可能なら店舗で実車にまたがり、足つきやハンドル位置、車体を起こしたときの感覚を確認しておきたいところです。
特に初めて大型バイクを購入する人は、スペック上のシート高だけでは判断しにくいため、自分の体格との相性を見ることが大切です。
盗難対策も購入前から考えておく
Z900RSは人気車であるため、購入後の保管環境についても考えておく必要があります。高額な車両を自宅前にハンドルロックだけで長期間置くのは避けたいところです。
固定物とつなぐロック、複数種類のロック、バイクカバー、駐輪場所の防犯設備などを組み合わせる方法があります。盗難補償を付ける場合は、補償条件も事前に確認してください。
欲しい車両が見つかってから保管場所を考えるのではなく、契約前に駐輪環境まで準備しておけば納車後に慌てずに済みます。
Z900RSを待つべき人と別のバイクも検討したほうがよい人

Z900RSがなかなか買えないと、「そこまでして待つ価値があるのか」と迷うこともあるでしょう。ここは人気やリセールではなく、自分がZ900RSの何に魅力を感じているのかで決めるのが合理的です。
Z900RSそのものが好きなら待つ価値はある
Z1を思わせるスタイル、ティアドロップ型タンク、丸型ヘッドライト、並列4気筒エンジンなど、Z900RSならではの組み合わせに魅力を感じているなら、多少待ってでも希望車を探す意味があります。
妥協して別車種を買ったあともZ900RSが気になり続ければ、短期間で乗り換えることになり、結果として費用が増える可能性があります。
特に「SEの装備が欲しい」「特定カラーが一番好き」と明確に決まっている人は、購入時期だけを理由に妥協しないほうが満足しやすいでしょう。
人気やリセールだけが理由なら一度考え直す
反対に、「人気車だから」「売るとき高そうだから」という理由が中心なら、本当にZ900RSでなければならないのか考えてみる価値があります。
中古相場や買取価格は将来変動します。現在人気が高いからといって、数年後にも同じ価格水準が維持される保証はありません。
バイクは所有しているだけでも保険や税金、車検、メンテナンスなどの費用が発生します。資産価値よりも、実際にどのような用途で乗りたいのかを優先したほうが失敗しにくいでしょう。
今すぐ乗りたいなら中古車や他モデルも合理的
ツーリングの予定が決まっているなど、購入時期を優先したい場合は、新車のZ900RSだけに絞る必要はありません。状態の良い中古Z900RSを探す方法もありますし、別の大型ネイキッドやレトロスポーツを比較する方法もあります。
「Z900RSが欲しい」のか、「丸目の大型ネイキッドに乗りたい」のか、「4気筒エンジンを楽しみたい」のかによって代替候補は変わります。
条件を分解してみると、意外と別モデルでも希望を満たせることがあります。逆に比較した結果、それでもZ900RSが一番だと思えたなら、順番を待つ決断にも納得しやすくなります。
Z900RSが買えないときは店舗と仕様を広げて探そう
Z900RSは2026年現在も非常に人気が高く、店舗やモデルによっては抽選や順番待ちになるため、「買えない」と感じる人がいるのは事実です。特にZ900RS SEなど人気が集中する仕様では、欲しいタイミングですぐ契約できない可能性があります。
しかし、新車自体が販売されていないわけではありません。中古車まで含めれば全国に多くの車両が流通しているため、現在のZ900RSは「買えないバイク」ではなく、「条件を絞りすぎると買いにくいバイク」と考えるのが適切です。
新車を希望するなら、まず近隣のカワサキプラザへ在庫だけでなく入荷予定や受付方法まで確認しましょう。1店舗で断られても、購入可能な範囲で別店舗を確認したり、オンライン商談を利用したりする方法があります。
SEや特定カラーにこだわるなら待つ、中古でも問題なければ状態の良い車両を比較する、とにかく早く乗りたいならモデルや年式の条件を広げるなど、優先順位によって最適な選択は変わります。焦って割高な車両を契約するのではなく、支払総額と車両状態を比較しながら、自分が納得できるZ900RSを選ぶことが大切です。



