X-ADVで後悔するのはどんな人?重さ・足つき・DCTなど購入前に確認したいポイント

X-ADVで後悔するのはどんな人?重さ・足つき・DCTなど購入前に確認したいポイント
X-ADVで後悔するのはどんな人?重さ・足つき・DCTなど購入前に確認したいポイント
車種の評判・レビュー

「X-ADVを買うと後悔する?」「重くて扱いにくいのでは?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。Honda X-ADVは、スクーターの利便性と大型バイクらしい走行性能を組み合わせた個性的なモデルです。その一方、車両重量237kgという重さや足つき、収納量、DCTの乗り味などは人によって評価が分かれます。

結論からいうと、X-ADVそのものに大きな問題があるというより、「大型スクーターのような気軽さ」を期待しすぎると後悔しやすいバイクです。この記事では、2026年モデルの仕様も踏まえながら、購入後に気になりやすい点とX-ADVだからこそ得られる魅力、向いている人・向いていない人を整理します。

  1. X-ADVで後悔しやすいポイントは重さ・足つき・期待とのズレ
    1. 237kgの重さは走っているときより停車時に気になりやすい
    2. シート高790mmでも足つきには個人差が大きい
    3. 市街地専用として買うと大きさを持て余すことがある
  2. DCTが原因でX-ADVをつまらないと感じる人もいる
    1. クラッチ操作を楽しみたい人には物足りない可能性がある
    2. DCTは一般的なスクーターのCVTとは感覚が違う
    3. AT任せだけでなく自分で変速する楽しみも残されている
  3. X-ADVは収納・燃費・航続距離にも注意して選びたい
    1. 22Lのシート下収納は便利だが万能ではない
    2. 燃費は良好だが燃料タンクは13L
    3. スクーターに見えてチェーンメンテナンスは必要
  4. X-ADVに本格オフロード性能を期待すると後悔しやすい
    1. Hondaが想定しているのはフラットダートまで含む幅広い走行
    2. 最低地上高135mmと237kgという数字も考えておきたい
    3. アドベンチャーらしい見た目と日常性の両立に価値がある
  5. 2026年のX-ADVは装備が充実しており旧型の評判には注意
    1. 現行モデルにはクルーズコントロールが装備されている
    2. ETC2.0やグリップヒーターなどツーリング装備が充実
    3. 2026年モデルの価格は約145万円から
  6. X-ADVで後悔しない人・別のバイクが向いている人
    1. ロングツーリング中心ならX-ADVの弱点が目立ちにくい
    2. 街乗り中心ならADV160などのほうが合理的な場合もある
    3. DCTは欲しいがX-ADVほどの装備が不要ならNC750Xも候補
  7. X-ADV購入前に確認しておきたい5つの判断基準
    1. まず足つきと押し引きを実車で確認する
    2. DCTは低速走行まで試してから判断する
    3. 普段使う駐車場と積載量を想像する
    4. 自分が走る道の8割を基準に考える
    5. 新車と中古車は装備差まで含めて比較する
  8. X-ADVで後悔しないためには「大型スクーター」と思い込まないことが重要

X-ADVで後悔しやすいポイントは重さ・足つき・期待とのズレ

X-ADVで後悔する可能性を考えるとき、最初に確認したいのは「何ができないか」ではなく「自分がX-ADVに何を期待しているか」です。現行モデルは装備が充実しており、高速道路から日常走行まで幅広く対応できますが、一般的なスクーターとは性格がかなり違います。

確認ポイント 2026年X-ADV 後悔につながりやすい点
車両重量 237kg 押し引きや傾斜した駐車場で負担になりやすい
シート高 790mm シート形状も含め、数値だけでは足つきを判断しにくい
全幅 940mm 狭い場所ではコンパクトなスクーターほど気軽ではない
燃料タンク 13L 大型ツアラー並みの大容量タンクではない
シート下収納 22L 大型スクーター並みの収納力を期待すると不足を感じることがある
変速機 6速DCT クラッチ操作そのものを楽しみたい人には合わない可能性がある
X-ADVは「大きなスクーター」というより、DCTとシート下収納を備えたクロスオーバーバイクとして考えたほうが、購入後のイメージとの差は小さくなります。

237kgの重さは走っているときより停車時に気になりやすい

現行X-ADVの車両重量は237kgです。大型バイクとして極端に珍しい重量ではありませんが、軽量な250ccクラスやADV160などから乗り換える場合には明確な差があります。特に影響が大きいのは、エンジンを切った状態での押し引きや駐車時です。

平坦な場所でまっすぐ押すだけなら扱えても、わずかな上り坂や砂利、傾斜した駐車場では状況が変わります。車体を傾けすぎたときに支える力も必要になるため、「走り出せば問題ない」という試乗だけでは判断しきれません。

購入前にはまたがるだけでなく、可能であれば販売店で許可を得て車体を起こした状態で前後に動かし、サイドスタンドから引き起こす動作も確認したいところです。

シート高790mmでも足つきには個人差が大きい

X-ADVのシート高は790mmです。800mmを超えるアドベンチャーバイクも多いため、スペックだけを見ると低く感じるかもしれません。しかし、足つきはシート高だけで決まりません。

シートや車体の横幅、足を下ろした位置、ライダーの股下などが関係するため、同じ790mmでも別のバイクとは感覚が異なります。237kgの重量もあるため、つま先がわずかに届く状態では停止場所によって不安が大きくなる可能性があります。

足つきに不安がある人ほど「身長○cmなら大丈夫」という口コミだけで決めず、実車確認を優先したほうが安全です。

市街地専用として買うと大きさを持て余すことがある

X-ADVはDCTなのでクラッチ操作が不要で、市街地でも扱いやすいモデルです。ただし、全長2,200mm、全幅940mmの大型車であることは変わりません。通勤先の駐輪スペースが狭い場合や、自宅から道路へ出るまで何度も切り返す環境ではサイズが負担になります。

特に「125ccや160ccクラスのスクーターと同じ感覚で使えて、高速道路ではもっと速いバイクが欲しい」と考えている場合は注意が必要です。X-ADVの便利さは高いものの、小型スクーター特有の軽快さまで兼ね備えているわけではありません。

DCTが原因でX-ADVをつまらないと感じる人もいる

X-ADVを検討すると「DCTだからつまらない」という意見を見かけることがあります。ただし、これは性能の優劣というより、バイクのどの操作を楽しみたいかによって結論が変わる問題です。

クラッチ操作を楽しみたい人には物足りない可能性がある

DCTはDual Clutch Transmissionの略で、マニュアルトランスミッションに近い構造を持ちながら、クラッチ操作とシフト操作を自動化した仕組みです。X-ADVでは発進時にもクラッチレバーを操作する必要がありません。

渋滞や長距離ツーリングでは大きなメリットですが、「半クラッチを使いながら発進する」「自分でクラッチを切ってシフトを決める」といった操作自体が好きな人には、物足りなく感じられる可能性があります。

反対に、変速操作よりもライン取りやブレーキング、景色を楽しむことを重視する人にとっては、DCTはX-ADVを選ぶ大きな理由になります。MT操作の有無だけで楽しさを判断するより、自分が何に楽しさを感じるかを考えることが重要です。

DCTは一般的なスクーターのCVTとは感覚が違う

X-ADVをスクーターと考えて購入すると、DCTの変速感に戸惑う可能性があります。一般的なスクーターで多く採用されるCVTは無段階で変速しますが、X-ADVのDCTには明確なギアがあります。

そのため、加速中にはギアが切り替わる感覚があり、状況によって自動変速のタイミングも変化します。2025年モデル以降は低速域におけるDCT制御も見直されており、Hondaも発進時や極低速域でのコントロール性向上を特徴として挙げています。

それでもCVTと同じ乗り味になるわけではありません。ビッグスクーターから乗り換える場合は、できれば試乗して発進、低速走行、停止を何度か経験しておくと判断しやすくなります。

AT任せだけでなく自分で変速する楽しみも残されている

DCTは自動変速だけで走る仕組みではありません。X-ADVにはATとMTの変速モードがあり、走行状況や好みに合わせた操作ができます。

さらにSPORT、STANDARD、RAIN、GRAVEL、USERといったライディングモードが用意され、エンジン出力やエンジンブレーキ、DCTのシフトスケジュールなどを走行場面に合わせて変更できます。

つまり「クラッチ操作は不要にしたいが、必要なときには自分でギアを選びたい」という人とは相性がよい構成です。MT車かスクーターかという二択では説明しにくいところが、X-ADVの特徴でもあります。

DCTだから楽すぎて飽きるのでは?という心配は、クラッチ操作をバイク趣味の中心にしているかどうかで変わります。DCTそのものより、自分がバイクの何を楽しみたいのかを基準に判断するのがおすすめです。

X-ADVは収納・燃費・航続距離にも注意して選びたい

X-ADVはスクーター的な実用性も備えていますが、収納や燃料タンクについては「大型スクーターならこれくらいあるだろう」と思い込まないことが大切です。便利ではあるものの、積載性だけを最優先した設計ではありません。

22Lのシート下収納は便利だが万能ではない

現行X-ADVには22Lのラゲッジボックスがあり、Hondaではフルフェイスヘルメットを収納可能としています。ただし、公式にもヘルメットの形状や大きさによっては入らない場合があると案内されています。

22Lあればレインウェアやグローブ、小物などを入れるには便利ですが、大型スクーターの中にはヘルメットを複数収納できるモデルもあります。その感覚で比較すると、X-ADVの収納は「思ったほど大きくない」と感じるかもしれません。

普段使用しているヘルメットをシート下へ入れたい場合は、購入前に販売店へ収納可能か確認するのが確実です。キャンプツーリングなど荷物が多い用途では、トップボックスやサイドケースも含めて考える必要があります。

燃費は良好だが燃料タンクは13L

2026年モデルのWMTCモード燃費は27.1km/Lで、745ccの大型バイクとして燃費性能は魅力の一つです。使用燃料も無鉛レギュラーガソリンなので、ハイオク指定車と比べれば給油時の負担を抑えやすくなっています。

一方、燃料タンク容量は13Lです。単純にWMTCモード値と掛け合わせれば計算上は約350km分になりますが、実際の燃費は渋滞、気温、速度、積載量、運転方法などによって変化します。タンクを完全に使い切る前に給油することも考える必要があります。

大型アドベンチャーツアラーのような大容量タンクを想像していると、給油回数を多く感じる可能性があります。逆に200〜300km程度ごとに休憩を取るツーリングスタイルなら、大きな弱点にならない人もいるでしょう。

スクーターに見えてチェーンメンテナンスは必要

X-ADVは外観やDCTからスクーターに近い印象を受けますが、後輪への駆動にはチェーンを使用しています。Hondaもドライブチェーンのたるみを日常点検項目として案内しています。

そのため、ベルト駆動のスクーターと同じように「駆動系はほとんど触らなくてよい」と考えるのは適切ではありません。チェーンの状態確認や清掃、給油、必要に応じた調整といった一般的なチェーンドライブ車の管理が必要です。

これはスポーティーな走行感を得るための特徴でもありますが、メンテナンス作業をできるだけ減らしたい人にとっては購入前に理解しておきたい違いです。

現行X-ADVのラゲッジボックス内にはType-C USBポートも装備されています。収納量だけで見ると大型スクーターに及ばない場合がありますが、ツーリング中のスマートフォン充電など実用面の装備は充実しています。

X-ADVに本格オフロード性能を期待すると後悔しやすい

X-ADVはアドベンチャーらしい外観を持ち、GRAVELモードやブロックパターンタイヤ、スキッドプレートなども採用しています。しかし、林道や悪路を走ることだけを目的にしたオフロードバイクではありません。

Hondaが想定しているのはフラットダートまで含む幅広い走行

HondaはX-ADVについて、市街地や荒れた舗装路に加えてフラットダートでの走行も想定しています。GRAVELモードではDCTのシフトスケジュールなどが専用設定になり、前17インチ・後15インチのチューブレススポークホイールも採用されています。

舗装路の先にある整備された砂利道やフラットな未舗装路まで楽しみたい人にとっては、この守備範囲の広さが魅力です。一台で通勤、高速道路、ワインディング、軽いダートまで対応できることにX-ADVらしさがあります。

反対に、深い轍や大きな岩が続く場所、本格的な林道走行を中心に考えているなら、より軽量で大径ホイールを備えたオフロード寄りのモデルのほうが扱いやすい場面があります。

最低地上高135mmと237kgという数字も考えておきたい

2026年モデルの最低地上高は135mmです。スキッドプレートを装備しているものの、最低地上高が非常に大きい本格的なオフロードモデルとは方向性が異なります。

さらに237kgあるため、未舗装路でバランスを崩した場合のリカバリーにも相応の力が必要です。舗装路では安心感につながる車格でも、滑りやすい路面では軽量車とは扱いやすさが変わります。

X-ADVは「どこへでも入っていけるオフロード車」ではなく、「舗装路を中心に、ときどき未舗装路まで楽しめるクロスオーバー」と考えると特徴を理解しやすいでしょう。

アドベンチャーらしい見た目と日常性の両立に価値がある

X-ADVの価値は、オフロード性能だけを切り取って比較すると見えにくくなります。アドベンチャースタイルでありながらクラッチ操作が不要で、シート下収納まで備えているモデルは珍しいためです。

平日は街中を走り、休日は高速道路で遠出をして、旅先で少し荒れた舗装路や砂利道にも入る。このような使い方なら、それぞれの性能を極端に高めるのではなく、一台にまとめたX-ADVの設計が生きてきます。

2026年のX-ADVは装備が充実しており旧型の評判には注意

「X-ADV 後悔」で情報を探していると、現在のモデルには当てはまらない古い情報も見つかります。特に装備については2025年モデルで変更された部分があるため、中古車と新車を同じ条件で考えないことが大切です。

現行モデルにはクルーズコントロールが装備されている

古いX-ADVの記事では「クルーズコントロールが付いていない」という不満が紹介されていることがあります。しかし、2025年モデルの装備充実時にクルーズコントロールが採用され、2026年モデルにも搭載されています。

高速道路を長時間走る人にとっては大きな違いです。X-ADVはウインドスクリーンやアップライトな乗車姿勢も備えているため、現在のモデルでは長距離ツーリングの快適性が以前より高められています。

中古車を検討する場合は、「X-ADVならクルーズコントロールが付いている」と一括りにせず年式を確認してください。価格だけではなく、欲しい装備が採用された年式かどうかを見る必要があります。

ETC2.0やグリップヒーターなどツーリング装備が充実

現行X-ADVにはクルーズコントロールに加えて、ETC2.0車載器やグリップヒーターも標準装備されています。さらに5インチTFTフルカラーディスプレイやHonda RoadSyncにも対応しています。

Honda RoadSyncではスマートフォンとBluetoothで接続し、対応するマップや音楽などの機能を利用できます。一部機能では別売りのBluetoothヘッドセットが必要になるため、スマートフォン連携を目的に購入する場合は対応端末や利用条件も事前に確認しておくと安心です。

車両価格だけを見ると高価ですが、ツーリング向け装備を後から追加する必要が少ない点まで含めて比較すると評価は変わります。

2026年モデルの価格は約145万円から

2026年モデルのメーカー希望小売価格は、カラーによって1,455,300円または1,488,300円です。登録に必要な諸費用などは別途必要になるため、実際の支払総額は販売店で確認する必要があります。

約150万円という価格帯になると、「便利なスクーター」として購入するには高く感じる人もいるでしょう。一方で、745ccエンジン、DCT、クルーズコントロール、ETC2.0、グリップヒーター、TFTメーター、スマートフォン連携、22L収納などを一台にまとめたモデルとして見ると単純比較はできません。

購入価格で後悔しないためには、「便利だから欲しい」だけではなく、DCTや走行性能、スタイルを含めてX-ADVそのものに魅力を感じられるかが重要です。

中古X-ADVを選ぶ場合は年式による装備差に注意してください。特にクルーズコントロールの有無は長距離ツーリングの快適性を左右するため、車両価格だけで判断しないことが大切です。

X-ADVで後悔しない人・別のバイクが向いている人

X-ADVは万能に見えるため、かえって用途とのミスマッチが起こりやすいモデルです。自分が重視する条件を整理すると、X-ADVを買うべきかどうかはかなり判断しやすくなります。

X-ADVが向いている人 別の選択肢も考えたい人
クラッチ操作なしで大型バイクを楽しみたい MTのクラッチ操作そのものが好き
高速道路やロングツーリングをよく走る 近距離の街乗りがほとんど
舗装路を中心に軽いダートも楽しみたい 本格的な林道・オフロード走行が中心
スポーティーな走りと実用性を両立したい スクーター最大級の収納力を求めている
237kgの車体を無理なく取り回せる 足つきや押し引きに大きな不安がある
X-ADV独自のデザインが好き 価格の安さや維持の手軽さを最優先する

ロングツーリング中心ならX-ADVの弱点が目立ちにくい

X-ADVと特に相性がよいのは、ある程度まとまった距離を走る人です。走り出してしまえば237kgという重量は取り回し時ほど問題になりにくく、DCTによって渋滞や長距離走行での操作負担も減らせます。

クルーズコントロール、グリップヒーター、ETC2.0、調整式ウインドスクリーンといった装備も長距離走行で価値を感じやすいものです。ワインディングではDCTやライディングモードを使いながらスポーティーな走行も楽しめます。

「楽に移動したいが、走りそのものも楽しみたい」という人には、一般的な大型スクーターとは異なるX-ADVの性格がメリットになります。

街乗り中心ならADV160などのほうが合理的な場合もある

通勤や買い物が中心で、高速道路や長距離ツーリングをほとんど利用しないのであれば、X-ADVほどの車格やパワーが必要かは検討したいところです。

軽さや狭い場所での扱いやすさを重視するなら、より排気量の小さいスクーターやADV160などのほうが日常では使いやすい可能性があります。X-ADVの237kgという重量や約150万円の価格を受け入れてまで欲しい機能があるかを考えてみてください。

「大は小を兼ねる」という考えだけで選ぶと、毎日の押し引きや駐輪のたびに負担を感じ、結果として乗る回数が減ることも考えられます。

DCTは欲しいがX-ADVほどの装備が不要ならNC750Xも候補

Hondaには同じ745cc直列2気筒系エンジンとDCTを選択できるNC750Xもあります。X-ADV独自のアドベンチャースクーター的なスタイルや足回りに強いこだわりがなく、舗装路でのツーリングを中心に考えるなら比較する価値があります。

反対に、シート下収納、スクーターのように足を前へ置けるライディングスタイル、個性的なデザイン、フラットダートも意識した足回りなどに魅力を感じるなら、X-ADVを選ぶ理由は明確になります。

価格やスペックだけでなく、「X-ADVにしかない部分に自分はいくら払えるか」と考えると、後悔しにくい選択ができます。

X-ADV購入前に確認しておきたい5つの判断基準

口コミを何十件読んでも、自分がX-ADVで後悔するかを完全に判断することはできません。体格や用途、駐車環境によって評価が変わる部分は、実車と自分の生活環境を照らし合わせることが重要です。

まず足つきと押し引きを実車で確認する

最優先で確認したいのは足つきです。両足が完全に着く必要はありませんが、片足をしっかり着いた状態で237kgの車体を支えられるか、少し傾いたときに不安がないかを確認してください。

可能なら、またがった状態だけでなく取り回しも体験したいところです。自宅の駐車場所に傾斜がある場合は、その状況も想像しながら判断します。足つきについてはネット上の身長情報よりも、自分自身で確かめた感覚のほうが参考になります。

DCTは低速走行まで試してから判断する

試乗できる場合、高速道路のような速度域だけではなく、発進、停止、Uターンに近い低速走行も試してみてください。DCTはクラッチ操作が不要な一方、CVTスクーターとは乗り味が異なります。

自然に感じる人もいれば、自分でクラッチを操作したいと感じる人もいます。ここはスペック表では判断できません。短い試乗でも、低速域と通常加速を経験すれば自分との相性はかなり見えやすくなります。

普段使う駐車場と積載量を想像する

購入後の後悔は、ツーリング先よりも日常の小さな不便から生まれることがあります。自宅の駐車スペースに無理なく収まるか、ハンドルを切って出し入れできるか、通勤先の駐輪場に入るかを確認しておきましょう。

収納についても同様です。普段のヘルメット、レインウェア、バッグなどをどこへ収納するか考え、22Lで足りなければトップボックスなどの追加費用も含めて予算を組む必要があります。

自分が走る道の8割を基準に考える

バイク選びでは「いつか北海道へ行く」「いつか林道を走る」といった特別な予定に目が向きがちです。しかし、実際には普段走る道に合っているかどうかが満足度を大きく左右します。

年間走行の大部分が高速道路と郊外のツーリングならX-ADVのメリットを生かしやすいでしょう。反対に、数kmの買い物と通勤がほとんどなら237kgの大型車を毎日扱う負担のほうが大きくなる可能性があります。

「できることの多さ」ではなく「自分が実際にすることとの相性」で判断することが、X-ADV選びで最も重要なポイントです。

新車と中古車は装備差まで含めて比較する

X-ADVは年式によって仕様が異なります。中古車が安く見えても、自分が欲しかった装備が付いていなければ、購入後に不満につながる可能性があります。

特に長距離走行を考えている場合、2025年モデル以降に採用されたクルーズコントロールは確認しておきたい装備です。一方、クルーズコントロールを使わない人なら、状態のよい旧型を選ぶことで予算を抑えられる可能性もあります。

年式が新しいほど必ず正解というわけではありません。装備差と価格差を比較し、自分が実際に使う機能にお金を払うことが大切です。

X-ADVで後悔しないためには「大型スクーター」と思い込まないことが重要

まとめ
まとめ

X-ADVで後悔しやすいポイントは、237kgの車両重量、足つき、22Lの収納、13Lの燃料タンク、チェーンメンテナンス、DCT独特の乗り味などです。特に軽量スクーターの気軽さや大型スクーター並みの収納力、本格オフロード車の走破性を一台で期待すると、イメージとの差が生まれやすくなります。

一方で、現行モデルにはDCTをはじめ、クルーズコントロール、ETC2.0、グリップヒーター、Honda RoadSync、調整式ウインドスクリーンなどが備わっています。舗装路中心のロングツーリングを快適に走りながら、ワインディングやフラットダートまで楽しめる守備範囲の広さはX-ADVならではです。

足つきと237kgの取り回しに問題がなく、DCTの便利さとスポーティーな走りの両方を求める人なら、X-ADVは「後悔しやすいバイク」ではなく非常に相性のよい一台になり得ます。購入前にはスペックだけで決めず、実車で足つき、押し引き、DCTの低速フィーリングを確認し、自分が普段走る環境に合っているかを基準に判断するのがおすすめです。

タイトルとURLをコピーしました