「CB400SFの不人気カラーはどれなのか」「人気のない色を買うと売却時に損をするのか」と気になっている人は多いでしょう。CB400 SUPER FOURは長い歴史があり、年式によってカラー設定が大きく異なるため、単純に「この色が不人気」と決めるのは難しい車種です。
特に2026年8月には新型CB400 SUPER FOUR E-Clutchが登場しており、旧型NC31・NC39・NC42の中古車と、新型NC70ではカラー人気を分けて考える必要があります。この記事では中古市場の取引傾向やHondaの公式情報をもとに、不人気とされやすいカラー、リセールへの影響、後悔しにくい色の選び方を整理します。
CB400SFの不人気カラーは?結論は年式によって変わる

CB400SFには30年以上の歴史があるため、全モデルに共通する「不人気カラー」が存在するわけではありません。ただし、旧型の中古市場を見ると、単色のブルー系やシルバー系は一部の集計で平均取引価格が低くなっており、赤・白を組み合わせたカラーやブラックなどと比べるとリセール面で弱く見えるケースがあります。
旧型ではブルー系・シルバー系の相場が低く見えるケースがある
業者間オークションの取引データを公開しているバイクパッションのCB400SF買取相場では、2026年8月21日時点の直近6カ月について、1992~2020年式をまとめたカラー別データが掲載されています。
その集計では、ブラック系の平均取引額が64.2万円、単色のブルー系が44.4万円、単色のシルバー系が44.6万円となっています。一方、白・赤・青を組み合わせたカラーは84.2万円となっており、単純な平均額だけならブルー系やシルバー系が低く見えます。
ただし、この数字だけを見て「青と銀は不人気」と断定するのは適切ではありません。1990年代の車両と比較的新しいNC42が同じ集計に含まれており、年式やグレード、走行距離などの条件が統一されていないからです。
ブルーそのものが不人気というわけではない
興味深いのは、Honda自身が2008年のCB400 SUPER FOUR FactBookで、キャンディーブレイジングレッドとパールヘロンブルーのツートーンについて「従来から人気の高い」カラーとして紹介している点です。
つまり、ブルーという色そのものがCB400SFで敬遠されてきたわけではありません。同じ青でも、単色なのか、ホワイトなどと組み合わせたツートーンなのか、どの世代に設定された色なのかによって評価が変わります。
CB400SFの不人気カラーを判断するときは、色名だけではなく「型式+年式+カラーリング」の組み合わせで見る必要があります。
2026年の新型NC70はまだ不人気カラーを決められない
2026年8月21日には、新型の「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」が発売されました。型式は8BL-NC70で、旧NC42とはエンジンや車体を含めて新設計されたモデルです。
Hondaの2026年7月10日発表によると、カラーはウルフシルバーメタリック、マットバリスティックブラックメタリック、ロスホワイト、キャンディークロモスフィアレッドの4色です。メーカー希望小売価格は全色共通で998,800円となっています。
発売からまだ日が浅いため、販売台数や中古車流通量、買取価格の差から「この色が不人気」と判断できる段階ではありません。SNS上の反応や販売店の在庫だけで人気順位を決めると、実際の市場評価とはずれる可能性があります。
| 2026年新型NC70のカラー | 特徴 | 現時点の判断 |
|---|---|---|
| ウルフシルバーメタリック | CB750Fのカラーリングをモチーフにしたシルバー系 | 長期的な人気はまだ判断できない |
| マットバリスティックブラックメタリック | 艶消しブラックにブルー系ストライプ | 長期的な人気はまだ判断できない |
| ロスホワイト | 落ち着いたホワイトを主体としたカラー | 長期的な人気はまだ判断できない |
| キャンディークロモスフィアレッド | 深みのあるレッドで旧型にも採用された名称 | 長期的な人気はまだ判断できない |
CB400SFで人気が安定しやすいカラーの特徴

不人気カラーを考えるには、反対にどのような色が支持されやすいのかを見ると理解しやすくなります。CB400SFの場合、ホンダらしいスポーティーな配色、ブラック、赤系などは長い期間にわたって設定されてきました。
赤・白・青を使ったカラーはCBらしさを感じやすい
CBシリーズでは、赤・白・青を組み合わせたスポーティーなカラーリングに魅力を感じる人が少なくありません。CB400SFでも、単なる単色ではなく、タンクやリアカウルにストライプを入れたツートーンやトリコロール系の仕様がたびたび設定されています。
中古市場の集計でも白・赤・青系の平均取引額が高くなっている例があります。ただし、これは色だけの効果とは限りません。比較的新しい年式や人気仕様にこの配色が設定されていることも価格に影響するため、「トリコロールなら必ず何十万円も高くなる」と考えるのは避けたほうがよいでしょう。
それでも、CBらしいカラーを好む人に売りやすいという点では、中古車を選ぶ際の安心材料の一つになります。
ブラックは中古市場で流通量が多い
ブラック系は、派手すぎずカスタムにも合わせやすいため、CB400SFでは定番色の一つです。前述の業者間オークション集計でも、直近6カ月の取引台数はブラック系が171台と最も多くなっています。
流通台数が多いことは、それだけで「一番人気」を証明するものではありません。新車時に販売された台数が多ければ、中古車として出てくる台数も増えるからです。ただ、買い手の好みを大きく選びにくいカラーであることは、売却時にはプラスに働きやすいと考えられます。
リセールを重視しつつ派手なカラーを避けたいなら、ブラックは比較的無難な選択肢です。
レッドはCB400SFを象徴するカラーの一つ
赤系もCB400SFでは繰り返し採用されています。2018年にはキャンディークロモスフィアレッドが追加され、2026年の新型NC70にも同名のカラーが用意されました。
長期間にわたってメーカーが採用しているカラーには、モデルのイメージと結びつきやすい強みがあります。中古車を探す人も車種名と色をセットでイメージしやすいため、極端に買い手を限定しにくいでしょう。
ただし、キャンディー塗装は補修した部分と周囲の色味を合わせるのが難しい場合があります。中古車では色そのものの人気より、タンクやカウルに補修跡がないかを確認するほうが重要です。
シルバーやマットカラーは本当に不人気なのか

CB400SFの不人気カラーについて調べると、シルバーや地味な単色が候補として挙げられることがあります。しかし、流通量が少ない色や個性的な色を、そのまま不人気と考えるのは早計です。
シルバーは平均相場だけ見ると弱く見えることがある
旧型をまとめた業者間オークション集計では、シルバー系の平均取引額がブラックや複数色を使ったカラーより低い数字になっています。この点だけなら「シルバーはリセールが弱い」と感じるのも自然です。
ところが、CB400SFは年代によって設定色が大きく異なります。古いモデルに多いカラーなら、車齢やコンディションが平均価格を押し下げます。そのため、同じ年式・同じ走行距離・同じグレードに条件を揃えなければ、本当のカラー差は判断できません。
中古車購入時にシルバーが同条件の人気色より安ければ狙い目ですが、「シルバーだから価値がない」と考えて状態の良い車両を候補から外す必要はありません。
限定シルバーは単純な不人気色とは扱えない
2019年12月には、旧NC42に「マットベータシルバーメタリック」の特別仕様が発表されています。Hondaの公式発表では、2019年12月16日から2020年5月31日までの受注期間限定で、年間販売計画は400台でした。
このモデルはマットシルバーの車体にローコントラストのストライプ、ブラウンゴールドのホイールなどを組み合わせた専用仕様です。流通台数が少なかったとしても、それだけでは不人気だった証拠になりません。そもそも販売期間と販売計画が限定されているからです。
希少なカラーは「市場で見かけない=売れなかった」とは限りません。限定販売だったのか、通常色だったのかまで確認することが大切です。
マットブラックは見た目より手入れの好みが分かれやすい
2026年の新型にはマットバリスティックブラックメタリックが設定されています。マット塗装は艶を抑えた独特の質感が魅力ですが、一般的な艶あり塗装とは手入れ方法が異なります。
研磨剤入りのコンパウンドやワックスを不用意に使うと、部分的に艶が出て質感が変わることがあります。そのため、「気軽に磨いて傷を目立たなくしたい」という人には向かない場合があります。
これは人気・不人気とは別の問題ですが、中古車になった際には塗装状態の差が出やすいポイントです。マットカラーを選ぶなら、見た目だけでなく維持方法まで納得できるかを考えたほうが後悔しにくいでしょう。
CB400SFはカラーより年式・状態のほうが価格に影響しやすい

中古のCB400SFを資産価値まで考えて購入するなら、カラーだけを見て選ばないことが重要です。実際の中古車価格では、型式や年式、走行距離、車両状態、純正度など複数の条件が組み合わさって価格が決まります。
NC31・NC39・NC42では同じ色でも価値が違う
CB400SFは初期のNC31、HYPER VTECを採用したNC39、インジェクション化されたNC42など、世代ごとに内容が異なります。同じブラックやブルーでも、どの型式なのかによって中古相場は大幅に変わります。
さらにNC39にはSPEC I、SPEC II、SPEC IIIがあり、NC42でも年式による装備変更があります。色だけを条件に中古車サイトを比較すると、古い個体と新しい個体の価格差を「カラーの人気差」と勘違いしてしまうことがあります。
まず型式と年式を揃え、その中で走行距離と状態が近い個体を比較し、最後にカラーによる価格差を見るのが合理的です。
走行距離の差はカラー差以上になりやすい
業者間オークションの同じ集計では、直近6カ月の平均取引額が走行距離0~4,999kmで102.8万円、1~2万kmで66.9万円、5万km以上では36.5万円となっています。
異なる年式や仕様が混在した平均値なので、その金額がすべての車両に当てはまるわけではありません。それでも、走行距離によって大きな価格差が生じていることは確認できます。
「人気色だから高く売れるだろう」と考えて過走行車を高値で購入するより、少し人気が低そうな色でも、整備履歴が明確で状態の良い車両を選ぶほうが結果的に満足度が高くなる場合があります。
純正外装が残っているかも重要
絶版になった旧型CB400SFでは、純正状態を重視する買い手もいます。タンクやカウルが社外品に交換されていたり、全塗装で本来とは異なる色になっていたりすると、人気色に見えても評価が上がるとは限りません。
特に中古車では、別カラーの純正外装へ交換した車両と、事故や転倒後に再塗装された車両を見分ける必要があります。フレーム番号から年式を確認し、その年式に実際に設定されていたカラーかを確認すると判断しやすくなります。
中古CB400SFは「好きな色か」だけでなく、年式に合った純正カラーか、外装交換や再塗装の理由は何か、タンク内部や外装の状態に問題がないかまで確認すると失敗を減らせます。
不人気カラーのCB400SFを選ぶメリットとデメリット

人気がやや低いカラーは必ず避けるべきというわけではありません。購入価格や車両状態によっては、むしろ不人気カラーのほうがお得になることがあります。大切なのは購入時の安さだけでなく、売却するまでの期間も考えて判断することです。
同条件なら購入価格を抑えられる可能性がある
中古車は需要が強い色ほど販売価格を高く設定しやすく、買い手が限られる色は価格を抑えないと長期在庫になることがあります。そのため、同じ年式・走行距離・状態で価格差があるなら、人気の低いカラーは購入側にとってメリットになります。
たとえば人気色より10万円安い車両を購入でき、将来の査定差が5万円程度で済むのであれば、トータルでは不人気色を選んだほうが有利です。逆に購入時の価格差がほとんどないのに売却時だけ評価が下がるのであれば、リセール重視の人にはメリットが小さくなります。
重要なのは「人気色かどうか」ではなく、購入価格にその人気差がすでに反映されているかです。
状態の良い車両を選びやすくなることがある
欲しい色を一色に限定すると、中古車探しの選択肢が急激に減ります。特に旧型CB400SFは新車を自由に注文できるわけではないため、カラーにこだわりすぎると、走行距離が多い車両や割高な車両を選ばざるを得ない場合があります。
「赤が第一希望だが、状態が良ければ黒や青でもよい」という探し方にすれば、整備履歴や保管状態を優先できます。長く乗るつもりなら、この考え方は非常に実用的です。
売却時には買い手が限られる可能性がある
デメリットは、再販売するときに好みが合う買い手を見つけにくい可能性があることです。個性的な色ほどこの傾向は強くなります。
ただし、CB400SFのように車種そのものに中古需要があるモデルでは、色だけで価値が決まるわけではありません。特に旧型は車両状態の個体差が大きくなっているため、低走行で整備状態が良く、外装もきれいな車両なら、多少好みが分かれる色でも評価される可能性があります。
CB400SFのカラー選びで後悔しないための判断基準

カラー選びで迷ったときは、「どの色が一番人気か」ではなく、自分が何を優先するのかを決めると選びやすくなります。長期間乗る人と、数年後の売却を前提にする人では適した選び方が違います。
長く乗るなら一番好きな色を優先する
5年、10年と所有する予定なら、現在の中古相場だけで色を決めるメリットはそれほど大きくありません。将来の相場は車種全体の需給や年式、残存台数によって変化し、現在の人気順位がそのまま続く保証もないためです。
特にCB400SFは、過去にカラーオーダープランまで設定されるほど多彩なカラーが存在したモデルです。2008年にはソリッドタイプの車体色とホイールカラーを組み合わせた複数の仕様が設定されていました。
自分が駐車場で振り返って見たくなる色を選べるのであれば、その満足感も大きな価値です。数万円程度の将来の査定差を気にして、好みではない色を何年も所有する必要はないでしょう。
短期間で乗り換えるなら定番カラーを優先する
1~3年程度で売却する予定なら、中古市場で買い手を選びにくいカラーを選ぶ考え方があります。旧型ならブラックやCBらしい赤系、特徴的な複数色の純正カラーなどが候補になります。
ただし、新型NC70については事情が異なります。発売されたばかりなので、4色のうちどれが中古市場で強くなるかを裏付けるデータはまだありません。
新型のリセールを考えて色を選ぶ場合も、現段階では「このカラーなら高く売れる」と断定するより、純正状態を維持し、外装を傷つけず、整備記録を残すことを優先したほうが確実です。
中古車では色より車両状態を先に確認する
旧型CB400SFを購入する場合、カラーより先に確認したいのは車両そのものの状態です。エンジンの始動性や異音、フォークのオイル漏れ、ステムやホイールベアリング、ブレーキ、チェーン・スプロケット、冷却系など、年式相応の点検が欠かせません。
外装についても、タンクのへこみや内部の錆、立ちごけ傷、カウルの割れ、再塗装跡などを確認します。人気色だからという理由だけで状態の悪い個体に高い金額を払うと、購入後の修理費で価格差以上の出費になることがあります。
CB400SFの不人気カラーについてよくある疑問

最後に、CB400SFのカラーを選ぶ際に迷いやすいポイントを整理します。「人気色を買えば絶対に得」というほど単純ではないため、用途に合わせて判断してください。
結局、旧型CB400SFで避けたほうがよい色はある?
「この色だけは避けるべき」といえるカラーはありません。中古市場全体の集計では単色ブルー系やシルバー系の平均額が低く見えるデータがありますが、年式や仕様が揃っていないため、カラーだけによる価格差とは判断できません。
むしろ避けたいのは、カラーに関係なく相場より不自然に高い車両、補修歴が不明な車両、年式と外装色が一致しない理由を説明できない車両です。
同条件の赤やブラックより明確に安く、なおかつ自分が気に入っているブルーやシルバーなら、選択肢から外す必要はありません。
2026年新型CB400SFで一番不人気になりそうな色は?
現段階で特定することはできません。新型NC70は2026年8月21日に発売されたばかりで、長期的な受注比率や中古車の買取実績が蓄積されていないからです。
ウルフシルバーメタリックはCB750Fのカラーリングをモチーフにしており、キャンディークロモスフィアレッドは旧型にも採用実績があります。ブラック、ホワイトも一般的には選びやすい色ですが、それだけで将来の人気順位を予測することはできません。
新型NC70について「○色が不人気だから安くなる」「○色なら高く売れる」と現時点で決めつけるのは早すぎます。
全塗装で人気色に変えれば査定は上がる?
査定額を上げる目的だけで全塗装するのはおすすめしにくい方法です。塗装費用がかかるうえ、純正色ではなくなることで、オリジナル状態を求める買い手から評価されにくくなる可能性があります。
特に旧型や限定仕様では、純正外装が残っていること自体に価値を感じる人もいます。色を変えたい場合は、元の純正外装を保管したうえで別外装へ交換する方法や、必要に応じてラッピングを利用する方法も考えられます。
ただし、外装交換やラッピングにも費用がかかるため、購入前なら最初から好みの色を探したほうが結果的に安く済むケースが多いでしょう。
CB400SFの不人気カラーは色名だけで判断しないのが正解
CB400SFには非常に多くのカラーが存在し、すべての世代に共通する明確な不人気カラーはありません。旧型の中古市場では単色ブルー系やシルバー系の平均取引額が低く見えるデータもありますが、年式や仕様の違いが大きいため、「青や銀だから安い」と断定することはできません。
一方、ブラックや赤系、白・赤・青などを組み合わせたCBらしいカラーは、中古市場でも比較的選びやすい傾向があります。リセールを重視するなら候補になりますが、カラー以上に型式、走行距離、純正度、車両状態を確認することが重要です。
2026年8月21日に発売された新型NC70については、まだカラー別の人気を判断できるだけの市場データがありません。4色の中から選ぶなら、現時点では将来の査定額を予想して決めるより、自分が長く気に入って乗れる色を優先するのが現実的です。
中古の旧型を探している場合は、不人気といわれる色が同条件の人気色より安ければ、むしろ良質なCB400SFをお得に購入できる可能性があります。色だけで候補から外さず、車両全体の状態と価格を比較して選ぶことが、最も後悔しにくい判断です。



